静岡の企業情報

経営支援・改革

藤枝駅南口の複合ビルが2月着工 新日邦

2013/12/04 [12月05日号掲載]

Pocket

コンコルドグループでアミューズメント事業を展開する㈲新日邦(藤枝市田沼1─10─1、飯塚邦弘社長)は、来年2月にもJR藤枝駅南口に、ホテルや結婚式場などが入った複合ビルの建設に着手する。建設場所は、同社がすでに2010年に整備している9階建ての同駅との連絡ビル”オーレ藤枝”の隣接地で、同ビルの南館として建設する。2015年11月の完成を見込んでいる。
 複合ビルは地上14階建て地下1階建てで、延べ床面積は約1万7000㎡。フロア構成は1階にホテルのフロントと店舗、2階~4階が店舗・オフィスなどの商業施設、5階から14階まではホテルが入り、5階が結婚式場と披露宴会場、6階が朝食会場及び大浴場、7階から上が客室となる。客室はシングル、ツイン、デラックスツインを用意し、全144室。2~3階は飲食やカルチャー、理美容関係の店舗を、4階は事務所などのオフィスフロアを計画している。2階には連絡通路を設けて、オーレ藤枝や藤枝駅と直結させる予定だ。地階は30台収容のホテル専用駐車場となる。
 藤枝市は本年度から”第2期中心市街地活性化基本計画”をスタートさせており、駅南エリアは広域活動と交流の拠点と位置付けているが、複合ビルの入居するホテルは、その中心的役割を果たすものと、市では期待を寄せている。
 また誘致するホテルについては、国際観光ホテルとしての位置付けを目指しており、海外からの観光客へのサービスにも対応できる体制を整える。静岡空港へのアクセス道路も整備されており、はばたき橋の開通で駅南口と静岡空港は30分で結ばれている。結婚式場と宴会場を完備したホテルの建設は藤枝市内では初めてだけに、今後も注目を集めそうだ。