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【静岡県立工科短期大学校】第4期生90人が入学「ものづくりの未来を拓く」

2024/05/05 [05月05日号掲載]

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 静岡県立工科短期大学校(静岡市清水区楠160ほか、栁下福蔵校長)は4月、2024年度の入学式を静岡市清水区のマリナートで開催した。同区の静岡キャンパスと沼津市の沼津キャンパスの計6科に留学生と社会人を含む90人が入学した。

 式典で栁下校長は「入学おめでとう。互いに認め合い、夢や社会問題などを語り合い、交流を深め、技術・技能の研鑽に切磋琢磨し、充実した学生生活を送ってほしい。2年後の修了時にはものづくり県・静岡の産業基盤を支える頼もしい人材に成長されることを切に願う」と祝いの言葉を述べた。

 同校は、基本理念「現場に立って、自ら考え、行動できる人材の育成」のもとにグローバル化やデジタルトランスフォーメーションの進展に伴う産業界の大きな変化に対応するため、清水技術専門校と沼津技術専門校を、「静岡キャンパス」と「沼津キャンパス」として統合すると同時に、最新の実験・ 実習設備を設置するなど教育環境を整え、2021年4月に新たに開校した工科系の短期大学校だ。

 静岡キャンパスには、生産設備の自動化やライフラインの維持ができる技術者を育成することを目的に、機械・制御技術科と電気技術科、建築設備科の3科がある。現実的で実用性のある知識と技能、実行力を身に付けることに重点を置いている。沼津キャンパスには、専門分野を実践的に学び、現場で活躍する技術者を養成するために、機械・生産技術科と電子情報技術科、情報技術科の3科がある。同校は「技術の進化に伴う製造現場に向け、最先端の技術と実行力を伴う人材を育成している。いずれのキャンパスにおいても、ものづくりの未来につながる技術・技能を習得可能な技能士の資格取得や各種ものづくり競技大会への出場と入賞を奨励しています」とコメントしている。

  • 問い合せ、054・345・2033