工藤一級建築士事務所（静岡市葵区井宮町１０１、工藤公彦代表）は、既存の空間をコンサートホール化し、その臨場感を実現する建築リフォームサービス「音人（おとな）のリビング」を開始した。音響建築を専門に学んだ工藤氏が独自の設計技術で奥行きと広がりのある音空間を再現する。防音室やオーディオルームを別に設けることなく、いつもの場所に居ながらにして 高音質で臨場感のある音空間を楽しめる。もちろん、リフォームだけでなく新築にも対応する。
迫力あるオーディオ機器（ハイレゾ）の登場により、高音質で音楽や映画などを気軽に楽しむ人が増えているという。現状の防音対策は分厚い壁と扉に仕切られた部屋を増築・改築するのが一般的だ。「音人（おとな）のリビング」は、独自技術で防音し、かつ残響時間を調整することが可能。
オーディオだけでなく、音楽家、家族のカラオケ、ファミリーコンサートなどに向いている。一般の汎用性のある建材を使用するため、自然なデザインが可能となる。また、部分免震や建物全体の免震構造にも対応することで貴重なAV機器やレコード音源などを守ることができる。デザイン設計の経験が豊富なため、好みのデザインによる音空間づくりを提案することができる。
費用はファミリープラン（遮音性能D─35程度）が新築木造建物で10帖のLDの場合、２００万円（税別）程度。リフォームの場合は、外部に面する壁構造などにより異なる。プロフェッショナルプランは１坪当たり80万円～。
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