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【大井川茶園】日本茶について学ぶ『お茶教室』で雪嶋会長兼社長がSDGsについて講演

2019/04/05 [04月05日号掲載]

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 NPO法人茶食育をすすめる会(雪嶋直通理事長)は3月9日、静岡市清水区の生涯学習交流館で『お茶教室』を開催した。同会は、㈱大井川茶園(焼津市上新田685─1、雪嶋直通会長兼社長)が茶食育推進のために設立・運営している団体。お茶に関する勉強会などを通じて、食育の推進や日本の伝統文化振興を支援する活動に取り組んでいる。

 今回の勉強会は二部構成で行われ、前半は大井川茶園所属の日本茶インストラクター柴田史絵さんが、日本茶の効能や効果的な飲み方を紹介。座学の後には、実演を交えながら美味しいお茶の淹れ方についてレクチャーした。

 勉強会の後半は、雪嶋会長兼社長が登壇。大井川茶園が経営に取り入れているSDGs(持続可能な開発目標)について解説した。SDGsで掲げる17のゴール(国際目標)と169のターゲット。同社では、その内、『3・すべての人に健康と福祉を』、『7・エネルギーをみんなに そしてクリーンに』、『8・働きがいも経済成長も』、『9・産業と技術革新の基盤をつくろう』、『12・つくる責任 つかう責任』─という五つの目標を達成する事業に取り組むことで、社会に貢献する経営を継続できると考えている。講演の結びで雪嶋会長兼社長は、「何を実現したいか、なぜ当社が行うか、改善の余地はないのかなど、常に歩みを続けながら、地域に必要とされる企業を目指していきたい」と今後を展望した。