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【バンダイスピリッツ】バンダイホビーセンター(静岡市葵区)の敷地内に新工場国内外で増加する「ガンプラ」需要に備える

2019/08/20 [08月20日号掲載]

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 「ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」の生産強化のため、㈱バンダイスピリッツ(東京都港区)は、バンダイホビーセンター(静岡市葵区長沼500─12)の敷地内で新工場「バンダイホビーセンター新館」を建設すると発表した。今年12月に着工し、2020年秋に稼働させる予定。『ガンダム』シリーズ40周年を記念した数々のコラボ、新アニメ、ハリウッド映画化など、国内外で増加する「ガンプラ」の需要に備えるという狙いだ。

 「ガンプラ」は1980年から販売され、2019年4月には累計出荷数5億個を突破する人気商品。現在のバンダイホビーセンターが竣工した2

006年度の年間出荷数は660万個だったが、さらなる需要の増加で、2018年度は1573万個と約2・4倍に拡大している。

 ガンダムシリーズ40周年となる2019年は、プロ野球12球団やユニクロとのコラボレーション、新作映像『SDガンダムワールド 三国創傑伝』の中国を軸とするアジア展開、新メディアとして㈱サンライズが開設した公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」でのアニメーション最新作『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』の10月配信予定など、さまざまな「ガンプラ」展開に期待が集まる。

 また、2020年には横浜・山下ふ頭での実物大の動くガンダムの登場や、ハリウッド実写映画制作予定(公開時期未定)など、引き続き国内外で「ガンプラ」の需要が高まると予想。そして今回、中国及び北米を中心としたさらなる成長への対応と、中長期的に安定した生産体制に備えるべく、新たな工場の建設が決定した。

 建設内容は、現ホビーセンターの敷地内に平屋建てで約1500㎡の建屋を作り、多色成形機6台を増設しする。現状の約1・4倍の生産が可能(2019年8月対比)としている。

 バンダイスピリッツは、ハイターゲット(大人向け)事業の拡大を目的に2018年にバンダイのプラモデル&フィギュア部門が独立して誕生した。19年4月にはバンダイナムコホールディングスのバンプレストと経営統合している。