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【サカエ】“省エネは利益を生み出す戦略”省エネ・補助金セミナーに高い関心

2017/07/20 [07月20日号掲載]

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 原子力発電所のメンテナンスや電気系統諸設備の工事、産業プラントの保守管理などを手がける㈱サカエ(静岡市葵区新通1─2─8、溝口達也社長)は6月23日、“工場の省エネ・コスト削減・補助金セミナー”を静岡市駿河区のホテルセンチュリー静岡で開催した。工場設備の経費削減に取り組んでいる県内中部地区の中小企業経営者や工場責任者など11人が参加した。始めに中溝社長があいさつに立ち「最近では国の重要施策として省エネや温室効果ガスの削減を推進しており、さまざまな補助金が交付されています。皆さまはすでに省エネに取り組んでいると思いますが、本セミナーを通じてさらなる施策の可能性を見出していただければ幸いです」と話した。㈱船井総合研究所の省エネ専門コンサルタント、釜谷洋平氏が講師を務めた。

 釜谷氏は「お客さまの既存設備をできる限り生かしながら、機器設備本体だけでなく配管建屋を含めたトータルでの改善を考えるのが私たちの省エネに対する考え方。大きな投資を求めず、まずは試したり効果を検証したりしながら検討し、3年後の投資回収を目指してほしい」とアドバイスした。その後照明や空調、コンプレッサー、ボイラー、排水処理、建屋など船井総研がこれまで全国の工場で成果を上げてきた省エネ事例を具体的に紹介。「省エネは利益を生み出すための仕事。対策ではなく、戦略として全社で取り組んでいくべき」と強調した。続いて最新の省エネ補助金についても言及。エネルギー使用合理化等事業者支援補助金などポピュラーな助成金のほか、天然ガス利用設備の普及促進や環境省が指定する最先端設備の導入、建物の省エネ改修で活用できる補助金などを紹介した。