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【しずてつストア 花だより】生花で〝思いを伝える〟魅力を提案

2015/07/05 [07月05日号掲載]

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 しずてつストア 花だより(静岡市駿河区みずほ2─10─2、竹本志津馬代表)では、生花の一般小売りや業務用販売、フラワーアレンジメントなど花に関する幅広い事業を手がけている。

 竹本さんが花の世界に興味を持ったのは中学生の頃。高校や専門学校で花に関する勉強をし、卒業後は東京の花屋に就職した。「花の取り扱いや接客のイロハ、アレンジメントや店舗の飾り付けなど、いろいろと経験を積ませてもらいました」と振り返る竹本さん。その後25歳の時に、生まれ故郷の清水に戻り、地元の花屋に勤務。念願の店を構えたのは2000年。しずてつストアみずほ店のオープン時に、同店舗内に花屋を出店した。

 しずてつストア 花だよりでは生花の小売りのほか、要望に応じて花束をつくったり、フラワーアレンジメント商品の販売を手がけたりしている。「生花は枯れてしまえば手元から無くなってしまいますが、贈ってもらったという思い出は残ります。誰かに思いを伝えるお手伝いができることがこの仕事の魅力ですね」と話すように、花を贈る人と受け取る人、それぞれの思いを大切にしながら生花を販売している。

 修業時代に世話になったという親方の言葉を今も心に留めている。〝私への恩返しは良いから、その気持ちは貴方の後輩のために使ってあげてね。そうやって思いをつないでいってね〟。「今の自分があるのは、食べることも苦労していた時に育ててくれた親方や先輩のおかげ。また、地域のお客さまの支えがあるからこそ店舗を運営できていると痛感しています」と、仕事を通じて出会った人たちへの感謝の気持ちを忘れない。「今後は後進の指導にも力を入れていきたい。そしてもっと多くの人たちに生花の魅力を伝えられたらいいなと思っています」。

問い合せ、054・257・1287